Xene Satellite
2002年4月
イースター in デンマーク
イースターから始まる春
ここデンマークでクリスマスの次に大きな年間行事といったら「イースター(復活祭)」である。デンマークはキリスト教を国教とし、なんと国民の9割以上がキリスト教の信者。とはいえ、日曜日毎に教会に行く人はその内の4〜5%に過ぎないというから、冠婚葬祭の時だけ神社やお寺に行く、どこかの国と似ているかも?
イースターは3月の終わりか4月の初めにあるが、学校が一週間お休みになったり、子供たちに人気のLEGOランド(LEGOブロックのお城や動物がいっぱい)などの遊園地も開き始める。待ちに待っていた春の始まりである。
"誰から来たのか当ててごらん"
さて、イースターに関係した子供達の遊びに "ゲッケ・ブレウ" というのがある(ブレウは「手紙」の意味)。実は私にも、この
"ゲッケ・ブレウ" が送られてきた。紙を折りたたみ、それにハサミを入れてきれいな模様を作ったあと、その紙に自分の名前を書く代わりに名前のアルファベットの数だけドット(点)を書く。そして『誰から来たのか4日以内に当ててごらん。当てられなかったらチョコレートをもらうよ。』といったメッセージも書いてある。そう、私はこの手紙が誰から送られてきたのか当てなければならないのだ。これが私の7歳になる息子から送られてきた手紙であることは明らかだが、私が当ててしまうと息子はチョコレートがもらえなくなってしまう。だから私は、誰から来たのか見当もつかないわねー、という
"フリ" を続けたのだが、これがなかなか難しかった!
ところで "ゲッケ・ブレウ" という言葉がどこから来たのか、私は夫の家族に尋ねてみた。その場には国語の先生を含めて8人の大人がいたが、デンマーク人でも知らない人がほとんどのよう。私が得た答えは、春一番に咲く花の一つに
"ヴィンター・ゲッケ" (ヴィンターは「冬」のこと)という花があり、ちょうどイースターの時期に咲くので、この花から来たのではないか?とのことだった。
イースターの大人の楽しみとは・・・
では、大人の方の楽しみは? それはやはりビール!カールスバーグとツボー(又はツボルグ)は日本でもお馴染みだが、デンマークにはその他にも小規模な地方のビール会社が20近くある。これら大小のビール会社がクリスマスやイースターの時期には期間限定で何種類も出すのである。イースター・ビールは普通のビールよりも少し強めのものがほとんどで、アルコール度5%位から8%位が多い。値段は330ml瓶一本30円〜と、日本に比べぐっとお安め。ビール好きの向きにはイースター時期のデンマーク旅行はおすすめかもしれない。家族を呼んでのイースター・ランチでは、このビールがスイセンの花、イースター・エッグ、緑と黄色で統一されたナプキンと共にテーブルに置かれる。子供達は大人が庭に隠したイースター・エッグを探して走り回り、大人達はビール片手に気楽におしゃべりを楽しむ。家族がそろってホッとできる楽しい一日である。
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