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2002年2月

シドニーの夏、マルディグラの夏 - ゲイの目抜通り


シドニーの夏はもうすぐ終わり。今年もゲイ&レズビアン・マルディグラ(Sydney Gay & Lesbian Mardi Gras : 2/8-3/2)の季節がやって来ました? 毎年ゲイ・アート展やピクニック、パーティー、パレードなど盛り沢山で、当地だけでなく世界中から観光客がこの街に押寄せます。

さて、ゲイは最先端都市シドニーといえども少数派(昨年実施の国勢調査には、その筋に関する項目もあり、結果が待ち遠しいところ)。ですが、ゲイの目抜通りとも呼ばれるオクスフォード通りを歩くと、この人達は今まで一体どこに隠れていたの?といった印象を受けるでしょう。昼間から光まばゆいカフェで歓談したり、カラフルなブティックで買物したり、アート誌(ゲイ雑誌とも呼ぶ)を立読みしたり、仲睦まじく手をつなぐ彼らがいます。低音ノイズがこもる週末の夜ともなると、BYO(酒持込可)のレストランで遅い食事をとり、その後ゲイバーやナイトクラブに繰り出す若者から年配者で賑わいます。ちなみにこの通り、あの高橋直子選手もオリンピックで走りましたよ。(黄色い声援届いたかしらん?)

暮らしやすい街、シドニー

そう、私たち「業界人」が平和に暮らせるのも、これまで弛みないゲイ・アクティビストの苦労の賜。今では公の差別防止策は万全に近いです。結婚こそありませんが、社会保障は異性カップルとほぼ同じと言っていいでしょう。最近では、これまで認められていなかった退職者年金の「配偶者としての権利」もゲイ・カップルに適用される見通しとの事。また就労面でも保護され、私の同僚もその道に理解を示してくれています。「グラディエーター」のラッセル・クロウ(この人は残念ながらストレート)が主演のThe Sum of Us は、シドニーが舞台の、父とゲイの息子の絆を描いた豪映画。映画の世界でも憧れの対象に事欠かないということでしょうか。

妖艶な山車が練り歩く

さて、マルディグラ(パレード)。その盛り上がりはテニスの全豪オープン(メルボルン)を凌ぐ規模と言っても過言ではありません! もともとNYのストーンウォール事件(一九六九年、日頃の警察のゲイに対する嫌がらせに抗議、暴動に発展した)の記念日に国内の約千人の活動家・支援者がパレードしたことに始まりますが、今では約3週間の祭りを締めくくる恒例行事となり、96年には鑑賞者が65万人!!に達するまでとなりました。夜のオクスフォード通りを中心に1km強、数々の派手で妖艶な山車が練り歩きます。しかし子供が見てていいのか?(笑) 真面目なものからおちゃらけまで、日本からはるばるの山車や、最近では本物の警察の団体まで参加してるんですよ(興味のある方はwww.mardigras.com.auをチェック)。その後、パーティー券を手にしたラッキーな人たちは翌朝10時まで踊り、元気な人はさらに場所を変えまた踊る、と想像を絶した週末に。そしてお金を使い果たした可哀想な私たちは、翌年の祭りのためにまた働くんですね(爆)。



 
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