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2001年10月

香港・日本の連ドラ大人気
香港・月餅の秋
by 大原サキ (香港在住 )


香港の秋と言えば『月餅』である。中秋の名月には欠かせない存在であり、また日本のお中元のようにお世話になっている会社や親戚などに配る風習もある。日本にも月餅はあるが、本家・香港の月餅は直径十センチ、餡と塩漬けのアヒルの卵が二つも入っているほか、豚の油も結構入っておりカロリーはかなり高い。一人一個なんて食べる人はまずいないのだが、この時期が来ると毎日のように食べてしまう私。当然、秋は太ってしまう。
最近では、サイズが小ぶりで、コーヒー味やツバメの巣味なども出ている。また、ネット予約や、世界中に住んでいる華僑の為、月餅券なるものも登場。これは全世界の最寄りのチェーン店で月餅と引き換えできるシステムで、わざわざ重い月餅を送らなくても済むため、贈り物に好評だ。この時期しか食べられないお菓子・月餅。皆さんも 香港にいらしたら、ぜひお試しあれ。

とにかくキムタク

私は、観光ガイドブックの取材や旅行ガイドなどの仕事をしているが、その傍ら香港人に日本語も教えている。クラスでいつも話題に上るのが、日本の「連ドラ」。現在放送されて人気なのは『HERO』と『PS元気です、俊平』だが、とにかくキムタクやジャニーズ系の人気は高い。終わったと思ったら次もキムタク(ちなみに、『HERO』の前は『ビューティフルライフ』『ロンバケ』だった)。現地のドラマは毎日のようにやっているが、ストーリーがワンパターンの物が多く飽きられがちだ。それに引き換え、日本のドラマはバラエティに飛んでおり、アイデアが斬新と受けている。
VCD(ビデオCD、香港では一家に一台は必ずある)でも日本のドラマが売れている。第一話から最終回までカートンに入って売っていて、コピーCDだと一カートン四千円弱(出演者によって値段が違う、キムタクは高い)。ちなみにコピーは違法だが、本物は倍の値段なので、皆コピーを買っている。


香港の字幕は教師泣かせ

香港にはテレビ局が二局しかなく、公用語の広東語と英語での放送が行われている。日本の番組は広東語の吹き替え版と、広東語もしくは北京語(標準語)の字幕版がある。香港のアフレコはあまりうまくない。日本語を勉強している人やアイドルが好きな人は、当然字幕版で見る。しかし、香港の放送局が字幕を作成している場合、字幕とセリフが全然違う場合があり、ひどいのになると八割位しか合っていない。生徒にもちゃんと説明をしてあげないと、間違った日本語を覚えてしまう。例えば、「やったー」が「発達!」と訳してあるのを見た。また、日本語には様々な言い回しがあることを教えないと、女生徒から「ちくしょー」「あんたにはかんけーねーよ」「ふざけるな」とか言われる(笑)。しかし、日本語教育が発達している台湾で翻訳されたVCDは、ほぼパーフェクトに近い。香港の日本語のレベルはまだまだだと実感する。日本語教師の一人として、頑張らなければ。



 
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