ウェブ全体 Xeneサイト内
Xene Satellite
2001年2月

韓国発『猟奇的』話題アレ・コレ
by 上野うみ(テグ市在住)


韓国の若者社会を表現するキーワードは「猟奇的」。二〇〇〇年初め頃から使われ始めたこの言葉、辞書本来の意義とは違い「ちょっと変わった」「おかしな」と言うときに使うのが正解。例えばラジオ番組では、「あなたのまわりの猟奇的な話を大募集!」しているが、決して、連続バラバラ殺人事件の話を指すのではない。ネット上では、日本語講座に『猟奇的日本語』というコーナーが出来、好評を博している。初回は、「こんにちは」や「おはようございます」などのあいさつから教えるのが普通であるが、猟奇的日本語では、「おっはー」や「オッス」も混ぜて教えるというもの。登場人物も、「山田太郎さん」や「山本花子さん」ではなく、援助交際女子高生などが出てきて、「はじめまして、私はコギャルです。」などの練習問題をこなす。日本に対する大いなる皮肉とみるべきか、この『猟奇的日本語』かなりのヒット数だそうである。
日本ブームと言えば・・・

音楽の方面でも、韓国と日本の業界が正式なライセンス契約を結んだのを機に、日本ブームが到来。メロディは日本製・歌詞は韓国製という歌が急増中だ。尾崎豊の「I LOVE YOU」やなつかしの(?)「ダンシングオールナイト」「ジュリアにハートブレイク」などが次々にコリアンカバーされ、二十年も前の歌とは知らない韓国の若者たちが、日夜カラオケボックスで、声を張り上げている。

「部屋を出て行け!」 「出られない!」

さて、大学への進学率が日本より高い韓国。「修学能力検定試験」(日本で云うセンター試験)が十一月中旬に行われ、三月が大学の入学シーズンとなる。したがって、本来一、二月は新生活への期待で胸を膨らませた新入生の「お部屋探し」の時期なのだが・・・。不況のため、就職浪人の先輩たちが「司法試験」や「公務員試験」の準備で下宿の部屋を引き払わずにいるのである。立地条件のいいところは、軒並み「古参兵」のものだ。この時期を「値上げの時期」と睨んでいた大家さんにしてみれば、「古くからいる学生に出て行けとも言えないし、沈んだ雰囲気の学生に値段を上げるとも言えない」とのこと。青息吐息の先輩を眺める新入生も、「ストレスで髪の毛が抜けるような苦しい受験をやっと終えたと思ったら、今度は就職の心配。心の休まるときがないよ」と言っている。

猟奇的? 韓国のバレンタインデー

去る二月十四日、お菓子屋の陰謀でチョコレートを贈るのは韓国も同じ。特徴的なのは、韓国の贈り物の原則が「見栄えがして、かさばって、重いこと」。味やデザインは二の次、ゴテゴテにデコレイトされた花束などを贈る方も贈られる方も、嬉しそうに持って歩くのが、韓国的バレンタインデー。韓国の諺に「十回押して倒れない木はない」(笑)というものがあり、猛烈なアタックをよしとする。この日は、ただでさえ情熱的な民族の血に、キムチの辛さをも凌駕する甘味が加わるようだ。



 
株式会社ジーン Xene Inc.
〒060-0061 札幌市中央区南1条西11丁目327 王子不動産札幌ビル1F
Tel: 011-272-0757 / Fax: 011-272-0758
URL: www.xene.net / www.xenemag.net / E-mail: web@xene.net

Copyright © 2005-2006 Xene Inc. All rights reserved.
掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。