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アンクルミッチーのたかが英語・されど英語11
2005年6月 Xene #46

これも英語


「I seen a friend of mine downtown.」 という英語を、あるニュージーランド人から聞いた事がある。「何だ、それは?」と思った私は「ネイティヴスピーカーであるあなたに大変失礼な言い方かも知れないが、I saw というべきではないですか?」と尋ねたところ、彼女はこう答えた。「あなたの言っていることは正しい。でも私だけでなく私の友達の多くがこう言うの。」

又、こういう話もある。ある時、あるカナダ人に「This is a boys' school.」と話した時、彼は「This is boys' school. が正しい」と言う。aの次にboyという名詞の複数形が来るからというのが彼の説明であった。当然私は反論した。a boys' schoolのaはschoolに付ける冠詞、つまりa school for boysという意味合いのaである、と。

彼は答えた。「あなたの言っている事は正しい。でも我々は、さっき述べた理由でaは付けない。」

皆さん、この2つの話を読んで、どんな感想をお持ちだろうか。

この2人のネイティヴスピーカーの言っている事が絶対に正しいかどうかは私には分からない。しかし、少なくとも日本人の常識から考えて明らかにおかしな事であっても、ネイティヴスピーカーの言う事に反論するものを我々は持ち合わせていないと考えるべきであろう。

とは言ってもそのネイティヴスピーカーの国民性、生まれ育った環境、知的レベル、その他は各人それぞれ違うわけだから、我々は、「なるほど、そう言う人も居るのか」くらいの軽い気持ちで受け流し、我々の信じる正しい英語を話すのがベストかも知れないとも思う。

CD等で「She(He) don't 〜.」という英語をよく聴く。英語の分かる方ならdon'tではなくdoesn'tと言うだろう。

ある時、知り合いのアメリカ人に「私も同じ様に言っていいか?」と尋ねたところ、「それは、やめた方がいい。何故ならあなたは我々から見れば外国人だし、don'tとdoesn'tの使い分けが出来るのだから」と言われた。

言われてみればその通りだと思う。

外国人が「仕方がない。」というべきところで「しゃあない。」といったらやっぱり、ちょっとね。



"アンクルミッチー"プロフィール
本名・若松 道範(ワカマツ・ミチノリ)

1943年名古屋生まれ。'67年小樽商科大学卒業。在学中に学習塾「緑丘アカデミア」設立。'88年、自然体験幼児クラブ「青い鳥」設立。'90年「パシフィック英会話スクール」設立。その後、組織変更し株式会社アカデミアとして現在に至る。

<主な活動実績>
UHBテレビ「どんなもんだいGoGo北海道」にレギュラー出演。「のりゆきのトークで北海道」にゲスト出演。FMおたるで開局以来、足掛け8年間「アンクルミッチーのぶっちゃけ英会話」にパーソナリティーとして現在も出演中。学研の全国誌「中3コース」に「英語のエキス連載」。他、多くの企業、学校、団体において英会話レッスン、講演、セミナーの講師として活動。


 
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