ウェブ全体 Xeneサイト内
世界の○○ 2004年2月 Xene #38
世界の「女性のお祭り」

トルコ
男性は見ちゃダメ!
イスタンブール 留学生 梅本結子(♀)
トルコでは結婚式の前夜に「クナゲジェスィ」という催しがあります。緑色の植物性の染料で、染まるとオレンジ色になる「クナ」(日本ではヘンナと呼ばれています)の夜という意味です。結婚式前夜、花嫁と女性の親族友人だけが集まり、花嫁を囲んで歌ったり踊ったりします。必ず歌われる歌(日本の民謡のようなもの)と、それに合わせた踊りもあり、赤いブーケをかぶった花嫁の手にクナを握らせ、その周りをろうそくを持った女性たちが輪になって踊ります。家を離れる不安が含まれているのか、少し哀調を帯びた節の歌ですが、手拍子、足拍子と、なかなか賑やかです。花婿も含めて男性に見られると結婚が不幸になるといわれているため、男性“厳禁”の女性だけのお祝いです。

台湾
織姫は女性の神様
札幌在住 留学生 曾碩文(♀)
台湾では、旧暦の七月七日は「中国バレンタイン」ですが、昔は「女児節」「乞巧節」と言われていました。「織姫」は伝統的な女性の仕事である織物を専門にするお姫様。旧暦七月七日は織姫を神様として、女性たちが織物技術の上達を願って祈るイベントがあります。昔は針を水面に投げて形をみて、女性の織物技術の良し悪しを見ることがありましたが、今は行っていません。また、台湾では織姫は「七娘媽」と言われており、子どもたちの成功を見守る神様としても親しまれています。子どもが16才の年の旧暦七月七日に、母方のおばあちゃんは「七娘媽」のために女性用のくし・香水・化粧品などを準備して供養します。この伝統行事も、現在は台湾の台南市くらいでしか見ることはできません。

アイルランド
咲きほこるアイルランドのバラ
アイルランド ライター Samantha Rowntree (♀)

アイルランドではケルト系の女性の美しさや素晴らしさを祝うお祭りが年1回行われます。トラリーという小さな町に、Rose of Tralee (トラリーのバラ)の栄冠を与えられる女性を見ようと大勢の観光客が集まります。選考基準は外見だけではなく、性格・才能・アイルランド文化への理解が求められます。50年代に始まった祭りの起源は、男性は女性の美しさだけではなく知性も求めていると歌うバラード「The Rose of Tralee」にあります。しかし、バラたちのインタビューや一発芸の披露はゴールデンタイムに適切とは言えず、最近は視聴率や観光客の出足も悪くて運営委員会倒産の恐れが続いています。どれだけアイルランドに美しいバラが咲いても、Rose of Tralee 祭りはしぼむ運命にありそうです。




ネパール
断食も楽しみのうち??
ネパール 主婦 ますみ (♀)

毎年8月末か9月初めの3日間、「ティーズ」という女性のお祭りがあります。既婚女性は夫の長寿と幸せな結婚生活を、未婚女性は素敵な夫との出会いを祈ります。女性だけの華やかなお祭りですが、内容は実にハード。初日、女性たちは着飾って夜中まで盛大な宴会が催されます。そして24時間の断食に突入。2日目は真紅のサリーを身に付けて、歌って踊りながらお寺へと向かいます。この日、お寺は僧侶以外の男性は立入禁止。女性たちはここで、夫の健康と繁栄を祈ります。最終日の午前12時を迎えやっと断食が終了。この日は川の神々を参拝し、体を清めてお祭りは終わります。大変な日程ですが、普段家事に追われて楽しみの少ないネパール女性にとっては結構楽しいお祭りのようです。


 
株式会社ジーン Xene Inc.
〒060-0061 札幌市中央区南1条西11丁目327 王子不動産札幌ビル1F
Tel: 011-272-0757 / Fax: 011-272-0758
URL: www.xene.net / www.xenemag.net / E-mail: web@xene.net

Copyright © 2005-2006 Xene Inc. All rights reserved.
掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。