世界の○○ 2000年8月 Xene
#17
世界のトイレ |
 |
ロシア
ロシアのトイレには「座るべからず」?!
ペテルブルグ、主婦、ミチコ(♀)
|
 |
|
|
ロシアでは、自宅か知人宅のトイレ以外はあまり近寄らないほうが賢明です。古いトイレには便座が付いていないことが多く(便座も盗まれるようです...)、そうなると中腰で立って用を足さなければなりません。また、郊外には中国のような『ドアなしトイレ』もあります。さらに恐ろしいことに、最初のうち、私は便座付きトイレでは座って用を足していました。でも、気がつくと便座の上にいつも「靴の足跡」と「水しぶき」が付いているのです。高級ホテルでさえ不特定多数の人が使うトイレには必ずその跡が...。そう。ロシア人は便座の上に立って用を足していたのです。その後、あるロシア人女性からきっぱりと言われました。「あなた、自分の家以外では絶対トイレに座っちゃダメよ」と。
|
イタリア
イタリア流ビデの使い方
ヴィチェンツァ、翻訳業、Puccione(♀)
|
 |
|
|
イタリアのトイレといえば「ビデ」。日本では一般に、性交後の膣洗浄が主な目的だと思われていますが、そんなことはありません。
イタリアでは、日常的な使用頻度からいうと、排泄後のお尻洗浄のほうが圧倒的に多く、女性であれば、月に一度のデリケートな時期やお産の後にもお世話になります。この他、靴下や下着など、ちょっとした小物の洗濯や、寒い時には重曹の粉を溶かしたお湯を張り、そこに足を浸せばカサカサの足の裏もツルツルに。一度慣れてしまえば、これほど快適で便利なものはありませんね。 |
韓国
紙は流すべからず、の韓国
大阪在住、通訳業、きょうこ(♀)
|
 |
|
|
韓国のトイレは日本と同じ水洗式ですが、少し違うのはトイレットペーパーをトイレに流せないこと。一般家庭はもちろん、レストランや駅でも、使用済みの紙は備え付けのゴミ箱にポイっと投げ入れます。あのロッテデパートでさえそうなんですよ。紙の質(水に溶けない)や下水の水圧の関係でトイレが詰まり易いのだそうです。しかも、その紙がたいてい掃除されずに山積みになってる!
また、韓国のデパートなどには「和式トイレ」が残っていて、韓国人には洋式よりもむしろ衛生的だと好まれているようですね。
|
ドイツ
トイレは国民性の鏡?!
ボン、翻訳・通訳業、エリス(♀)
|
 |
|
|
日本でよく見られる大理石を使った豪華な「お化粧室」。これに比べると、ドイツのトイレはかなり質素で機能的です。相当立派なホテルでも、トイレは漂白タイルに真っ白な衝立てと居酒屋レベルだったり。瀟洒なカフェなのに、ドアを開けるなり真昼のような照明の下、突然鏡に映った自分の全身像に興ざめしてしまったり...。当地ではトイレはあくまで「用を足す」空間であって、長居すべき場ではないようです。女性のトイレに例外なく設置されているコンドーム自販機も、機能主義を象徴しているのかもしれませんね。
|
|