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脱!直訳! 使える通訳テクニック
2000年12月 Xene #19

突然英語で電話がかかってきたら・・・


“Hello?” 突然英語で電話がかかってきました。国際電話?それともイタズラ?何て返事をすればいいの!?!と、パニックになった経験はありませんか? しかも電話での会話は相手が目の前にいる時よりもはるかに難しいのです。なぜか? それは相手が目の前にいる時は、無意識に目、耳、口、体がフル活用されますが、電話での情報源は耳だけ。当然難しくなる訳です。でも、決まり文句をしっかり覚えておけばパニクらずに済みますよ。

さて、まずは落ち着いて“Hello(もしもし)”。これが、よそのお宅で留守番をしていた時なら“This is ○○'s residence(○○宅ですが)”と続けます。では、勤務先では? これをカッコよく決めると職場のヒーローですね。“Thank you for calling. This is <会社名>. May I help you?” How can I help you? でもOKです。ここまでは、暗記またはメモを電話の前にでも貼っておけばなんとかなります。

さあ、相手が話しかけてきます。 通常は「□□と申しますが、○○さんいらっしゃいますか?」ですね。“This is Tom Cruise with △△ office. May I speak to ○○?”または“Is ○○ there / ○○ please?”。 表現は多少違うかもしれません。

聞き取れたら、“One moment please.(少々お待ち下さい)” と言ってつなぎます。 テキストによってHold on please とか Please waitと解説しているものもありますが、あまりお勧めしません。相手が受ける印象はOne moment please がベストです。


<名前を聞き取れなかった場合は>


“I am sorry. May I have your name again?”と聞き直します。または“I don't catch (get) your name. Please say it again”。 丁寧ではありませんが“Sorry. Your name again? ”と言うこともできます。

<相手が名乗らなかった場合は>

「どちら様ですか?」は直訳なら“Who are you?”。 しかしこれは「あんた誰?」と言っているようなものです。“May I ask who is calling?” または “May I ask whom am I speaking to?”になります。また、相手が誰と話したいか言わなかった場合は、Who would you like to speak (talk) to ? ですが、怪しい電話であれば、Speak to who? ときつく言って構わないでしょう。

<自分あての電話だったら>


「はい、私です」は何て言いますか? Yes. It's me.ですか? I am.ですか?それとも This is me.ですか?実はどれも違います。“This is he/she.”です。“Speaking.”も使えます。ふざけて、You got me. なんて言われたこともありますよ。さあ、電話の取り次ぎはこれでOKですね。それではまた!


◆Xene 通訳 Inside Story◆

ターミネーターより強い男!?

「カリフォルニアのモハベ砂漠で大掛かりな撮影をする」。そんな仕事の依頼がありました。何であんな所で?と考える私に「タレントはアーノルドシュワッツネーガーです」。
 当時『コマンドー』などで既に超有名になっていたシュワちゃんですが、驚いたのは彼のボディーガード。シュワちゃんより一回り大きい!そしてなんだか彼に似ている。ボディーガード曰く「彼を襲おうと考える奴は、相当の力の持ち主だ!そいつと戦うには彼よりもパワフルでなくてはならないだろ」。なるほど。彼はシュワちゃんのスタントもするのだそう。

この仕事はカップヌードルのCMでした。監督の指示には素直に従うシュワちゃんですが、納得がいかない時は自分からやり直しをかける。そしてスタッフにはとてもフレンドリー。一緒に仕事をすれば皆シュワちゃんのファンになります。それにしても二人はでかかった!

-- Xene通訳 西村


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